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第4巻
作者コメント
全力! 魂(スピリット)! ガッツ! 勝利!
この言葉を胸に今度はロッククライミングに挑戦した! 岸壁の高さは90メートル。落ちれば、けがじゃすまないぜ。やっとの思いで頂上にたどり着いたおれは心の中で叫んだ。「それがしは… まだまだ未熟!!」と…!
謎その13 ハッピーバースデー
あらすじ
「天使の瞳」、そして温泉旅行と立て続けに事件を解決してくれたお礼として別荘に招待されたホームズ達
しかしホームズは宿題忘れと授業中の居眠りの罰として居残り掃除をする羽目に
なんとか終わらせたホームズが別荘へ向かおうとしたが…?
事件概要
- 被害者:マープル、コゴロー
- 誘拐
- 場所:天道寺家別荘近くの湖
別荘に到着後、竜子の勧めで近くの湖畔へ散歩に出掛けたところを誘拐された模様
犯人から掛かってきた電話にはコゴロー達によるモールス信号が送られていた
居所を暗号で知らせる2人を助ける為、日付が変わる時刻に指示された場所へとホームズが疾走する!
真相
- 犯人:ホームズ以外全員
- つまり…:日付が変わる=ホームズの誕生日
一生忘れられない思い出にするためにみんなで仕組んだ狂言誘拐だった
謎その14 放火
あらすじ
推理以外はまるでダメなホームズは明日に迫った試合の為に猛特訓に励んでいた
くしゃみの反動によるまぐれホームランが飛び出すも、それはボールが帰ってこないで有名な怖いオジサンの住む洋館へと飛んでいってしまった…
事件概要
- 被害者:本間勝二(広告会社社長)
- 死因:火事の煙による窒息死
- 場所:被害者の寝室
ボールを拾いにきたホームズによって小火の段階で消火は行われた
容疑者
- 大井史郎(副社長)
- 梶木勇(運転手)
- 町田信夫(元事業家)
- 本間清子(被害者の妻)
風邪を引いていた被害者を見舞いに来たのは以下の順
- 9時:町田
⇒お弁当と金魚を持参、お茶は奥さんが淹れて二人で食べた - 10時半:大井
⇒一度10分ほど外出して缶コーヒーを5本差し入れ、被害者は1本飲んだ - 11時45分:梶木
⇒社長夫人に頼まれて薬と水を持って来た、被害者はまだ大井と打ち合わせしており、大井はFAX用紙を入れ替えたりと忙しそうだったとのこと
全員が飲み物を差し入れたことで、それぞれ睡眠薬の混入チャンスがあったことがわかる
真相
- 犯人:大井史郎
- トリック:窓際に置かれた金魚鉢を凸レンズとし、大量のFAXを流すことでその用紙に引火させ、火事を引き起こした
証拠もろとも火事により焼却させる予定だったが、ホームズがボールを打ち込んでしまったことにより全てが狂ってしまった
謎その15 凶器の行方
あらすじ
デパートの福引でレジャーランド招待券3名分を引き当てたホームズ(実際に引いたのはマープル)
現地に到着してかき氷を注文したホームズであったが…?
事件概要
- 被害者:北川(イベントスタッフ)
- 死因:刺殺
- 場所:スタッフ専用トイレの個室
容疑者
- 永田隆(イベントスタッフ)
- 山岸淳二(イベントスタッフ)
- 松島達男(イベントスタッフ)
被害者は大量の出血をしていたが、容疑者たちに返り血はついていなかった
当時の服装は永田は普段着(赤いシミはかき氷のイチゴシロップ)、山岸はウサギの着ぐるみ(背中はファスナーで一人で脱ぎ着出来ない)、松島はピエロの服装(背中はボタンで同じく一人で脱ぎ着出来ない)
ウサギの着ぐるみはジッパーに布が引っ掛かって滑りが悪くなっており、ピエロのボタンもほとんど取れかけていた
真相
- 犯人:山岸淳二
- トリック:ファスナーに布を取り付け、一人で脱ぎ着出来るように仕組んだ
しかし、その布がジッパーに挟まってしまったのでファスナーが噛んだ状態になっていた
また、凶器は返り血を浴びたTシャツ、ファスナーに付けた布と共に風船につけて飛ばしていた
謎その16 遺書
あらすじ
サッカーゲームの話題で盛り上がるホームズとコゴローに呆れるマープルは趣味の読書に勤しもうと帰宅を急ごうとする
しかし、現場で働く原田警部を見かけ…
事件概要
- 被害者:篠崎真次(古本コレクター)
- 死因:青酸カリによる中毒死
- 場所:被害者自室
机の上には被害者の自筆で
「つかれた 本当につかれた
このまま何も考えず眠りにつこう
二度とさめる事のない
深い 深い眠りに…」と書かれたメモと一冊の本(faire croire suicideというタイトル)があった
容疑者
- 夏石陽一郎(古本屋店主)
- 甲野和士(会社員)
- 東 正三(マンション管理人)
死体の第一発見者は夏石と東
真相
- 犯人:甲野和士
- トリック:机の上に置いてあった本(失恋に悲観して睡眠薬自殺を図ったというストーリー)を翻訳して貰ったメモを遺書に見せようとした
- 犯人の誤算:第一発見者になれなかった所為で、本を閉じることが出来ず、現場検証が終わってから本を閉じた
本のタイトルを直訳すると「自殺させる」になる
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